みなさんこんにちは。
さて今回は、住宅の半数以上を占めるスレート屋根材について3回にわたり解説をさせていただきます。

私たちの従事する外装業界では、スレート屋根材はある意味もっとも問題の多い材料と言われております。
そのため、現場調査での判断とその後の施工方法を間違えてしまうと不具合の原因となるため、注意が必要になるのですが、スレート屋根材で抑えておきたいポイントとして
① アスベストが入っているか?否か?
② 一度塗装済か?初めてか?
③ 前回の塗装の際、タスペーサーは入れているのか?または縁切りがされているか?
の3点をしっかりと確認することが重要となってきます。
本日は①のアスベスト入りか?否か?がなぜ大事なポイントになるのかを解説いたします。

添付写真にある一般住宅に使われているスレート屋根材は、化粧スレートといわれるもので、セメントに繊維状の素材を混ぜて薄い板状に加工したものになります。
良く聞くカラーベストやコロニアルといった表現のものは、化粧スレート屋根材の商品名に該当します。
この化粧スレート屋根材なのですが、住宅での歴史は約40年前からといわれており、当時のものは、基材自体に耐久性や防火性を向上させるために、アスベストが含まれておりました。
実はこのアスベスト入りの化粧スレート屋根材のほうが、アスベスト無しのものよりも耐久性に優れているため塗装工事には向いているのですが、良くアスベストというと皆様、健康面で大丈夫なの?とご心配いただくことがありますが、それはあくまでも解体をするときの話で、塗装の際は割ったりしない限りは問題無いと言われております。
ただし解体をする際は注意が必要で、スレート屋根材に含まれるアスベストはレベル3の扱いとなっており、比較的発がん性の低い作業の扱いとなりますが、石綿作業主任者(国家資格)の計画のもとに、解体をしなければいけないものとなります。(※アスベストの解体は無免許で施工している業者が多いため、依頼されるときは必ず免許の確認をお願いします。)
以前はアスベスト入りだったスレート屋根材も、法規制により約15年〜18年前からアスベストが入っていないスレート屋根材が流通するようになったのですが、これが私たち業者からすると大問題の屋根材となっており、その理由はアスベストを抜いたことで耐久性が弱くなってしまい、築年数が少ないのにもかかわらずボロボロになってしまっていることです。



私たちも現場調査で、紫外線による劣化のみで、バキバキに割れてしまっている御宅を多く見ております。
このようなアスベストなしの屋根材に関しては、高圧洗浄をした時点で相当量の割れが発生し、また塗装したとしてもさらに割れてしまう可能性があるため、予算があるのであれば葺き替え・最低でも金属系屋根材をカバー工法することが、長い目で見て安心して暮らすことができるようになります。
ちなみに当社はアスベストなしの屋根材に関して、塗装工事の提案は一切しておりません。
外装工事をご検討されている方は、ご自宅の化粧スレート屋根材がアスベスト入りかアスベスト無しかをまずは業者に確認してもらってください。
次回は塗装済みか?塗装無し?を知ることで、なにが変わるのかについてお話しをさせていただきます。
最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。(和田)
